1. HOME
  2. ブログ
  3. 変わらないもの。

変わらないもの。

みなさんこんにちは♪
3月も終わりもうすぐ4月です。

そんな4月は、花祭・予祝[はなまつり・よしゅく]ですね。

4月8日は灌仏会、お釈迦様の誕生を祝う日になります。

そして今もまだかろうじて見られる桜。
みなさんが日頃行っている花見には、
秋の実りを願う予祝の意味も込められているのをご存知でしたか?

お花見は豊作祈願の行事として行なわれていました。
桜は、春になって山からおりてきた田の神様が宿る木とされていたため、
桜の咲き方でその年の収穫を占ったり、桜の開花期に種もみをまく準備をしたりしていました。
「サクラ」の語源には諸説ありますが、一説によると「サクラ」の「サ」は田の神様のことを表し、「クラ」は神様の座る場所という意味があり、「サクラ」は田の神様が山から里に降りてくるときに、いったん留まる依代)を表すとされています。
その他も色々と諸説がある桜は、日本の代表的な花と言ってもいいですね。

豊作を願って、桜のもとで田の神様を迎え、料理や酒でもてなし、
人々も一緒にいただくことが本来のお花見の意味だったようです。

こんな日本では、古来よりお正月や節分、ひな祭りやこのような、花祭りなど
四季折々の行事や、来客など日常に季節を取り入れた調度を“しつらえる”という文化があります。

“しつらえる”とは室内を清め、飾りを施し、
人を迎える準備を行うことを言います。

その四季折々の行事ごとに、飾り付けの手順ややり方などが決められたものを「室礼(しつらい)」と呼び、武家や公家などにおいては心得るべき礼儀作法のひとつとされていました。

でも、近年では、この室礼がだいぶ簡略化され、
なんで行うのか? なんて気にしている方は少ないのかと思います。

クリスマスやハロウィーンなど、日本で生まれていない文化はいまだに浸透されていますが、この室礼はなんだかなくなりつつあるような気がします。

この室礼もそもそもは、中国の「貴族の儀式文化」からきたものですが、
いつの日か、自国の文化として定着してきたものになります。

この文化はずっと引き継いでいって欲しいものですね。

この文化の伝承もそうですが、会社も同じこと。

会社を設立した当時の想いをずっと胸に今までやってきました。
時代は変わり、昔と今では色々異なる部分があります。

でも、変わらない想いがあります。

この今でもです。

これからも世の中はいろいろと、今までにないスピードで
変わっていくことと思います。

そんな中でも、当時の想いを忘れずに持ち続けること。
そして、きちんと引き継いでいくことが大事。

散りゆく桜を見るのは、
感慨深いものがありますね。

でも、まだまだ若者には負けないように、
4月からもさらにパワー全開で行きますよ♪

                     木村でした。







関連記事

【ブログアーカイブ】