賃貸業界の繁忙期を過ぎた、最近の賃貸市場動向は?
みなさんこんにちは、木村です。
今週末に賃貸アパートのフルリノベ改修完成見学会を予定しているので、
今日は、最近の賃貸市場についてお話しさせていただければと思います。
全世界を巻き込んだ新型コロナウイルスの発生から3年余りが経ちました。
そのコロナウイルスも5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられ、3年前の暮らしにやっと戻れるようなムードになっています。
そんな中で、2023年の賃貸市場の繁忙期が終わった今、
コロナ禍と言われた2020年~2022年までの傾向と比較して、何が変わったのか見てみましょう。
やはり数字で見るとわかりやすいかと思いますので、まずはこちらをご覧ください。
繁忙期賃貸仲介件数に関するアンケート
繁忙期賃貸仲介件数に関するアンケート 【出典】全国賃貸住宅新聞
上の表は、全国の仲介会社に対して、繁忙期の賃貸仲介件数のアンケート調査を行った結果になります。
コロナの影響が顕著に出始めたのは2021年から減少傾向でしたが、2023年はコロナ以前の状況に戻ってきているのがわかるかと思います。
要因として考えらえるのは、下記の2つが大きいと言われています。
1)大学の対面授業が復活したことによる学生需要の増加
2)円安で輸出系の企業が好景気
2)の企業の影響は私たちの身近な暮らしの中では、ピンとこないかもしれませんが、
1)の学生さんたちの動きに関しては、みなさんも感じるところがあるかと思います。
それと私個人的には、上記の表は「仲介件数」を表したものになってるかと思いますので、
賃貸住宅の入居者が増加したというよりも、コロナ禍が終息に向かっているとはいえ、まだまだ景気は冷え込んでいる影響で、個人、企業問わずこのコロナ禍の影響で家賃の安いところへ引っ越し、または、コロナ禍でテレワークが増え、広い部屋へと引っ越しなどの要因もまだまだ引きづっているようにも感じます。
確かにコロナの終息ムードで、これ以上景気は急に悪くなることはないかもしれませんが、
だからと言ってすぐに右肩上がりも難しいでしょう。
ただ、上記の表のように、どんな理由であれとも賃貸業界においては、良い動きになっているのは間違いないでしょう。
コロナ禍で落ち込んでいた分、これからどのように早めに盛り上げていくかが勝負かと思っております。
大切なのはスピードですね。
そんなコロナ禍から脱却の第一弾として今週末、賃貸アパートのリノベ完成見学会を行いますので、
土地所有のオーナー様や、今、アパート経営で空室など管理でお悩みのある方。
これから中古物件を購入してアパート経営をお考えの方など、
実際の建物や室内を見学しながら、ぜひ情報取集にお役立てください。
みなさんの参加をお待ちしております。
木村でした。